映画「由宇子の天秤」を観てきた。
映画「由宇子の天秤」を観てきた。
ユーロスペースに足を踏み入れたのは、20年以上ぶりではないだろうか。しみじみ。
長時間の映画ということで構えていったが、やはり膝にキタ。
色々考えさせられる映画だと思って行ったら、やはり色々考えさせられた。
正しいことは何なのか。正義とは。
ある出来事に対して、情報をすべて知っていなければ、本当に正しい判断をすることはできない。
しかし、人間は神ではないので物事のほんの一部を切り取って解釈することしかできない。
そんな中で報道される「真実」とはいったいなんなのだろう。
大義を守るため、小さい声を犠牲にするのは正義か。
といったことについて、考えさせられるいい映画だった。
監督自ら応援というか、もぎりや声掛けをなさっていたのにも衝撃を受けた。
いくら良い映画を撮っても、観てもらえなければ仕方ない。
かといって、映画館で声掛けをするといった方法をふつうは採らないのではと思うが、
声掛けがあった効果で、こうして私は文章を書いている。