会計年度任用職員(司書) 面接内容 ケース①
都内の公立図書館。
夏ごろに募集がありました。通常募集のない時期なので、欠員が出たのかもしれませんね。
作文と履歴書を送って、面接という流れでした。
作文のテーマは
「いま求められる図書館像とその実現に向けて図書館職員として取り組むべきこと」
1200字以内で、手書きでなくてもOKでした。
選考通過した作文の内容は、まとめると、
「いま求められる図書館像は、人々が集う場であることだ。子どもから老人まで、さまざまな人が集い、学習やビジネス、交流の場として機能する空間としての図書館が求められている。
図書館員として取り組むべきことは、利用者のニーズを掴み人々を図書館に巻き込み、がっかりさせないことだ。」
という2点です。いろいろと思うことはあっても、文字数制限があったので、大したことは書けませんでした。
面接は図書館の会議室のようなところで行われました。
リストをチラ見した限りでは、6人ぐらいの面接予定でした。
面接官は3人。全員男性。
図書館勤務の方は一人いらっしゃいましたが、着任してから日が浅く詳しくないとのことでした。
後のお二人は、図書館関係ではない役人といった感じでした。
面接で聞かれたことは
- 緊張していないか→しています
- 志望動機→図書館での経験を活かして働きたい
- 作文の内容
- 他にも応募しているのか→しています
- 区の図書館の印象→古い館と新しい館の差が激しい
- 会計年度任用職員の募集を止めて、業者に委託する可能性があるので、任期が短いかもしれないが構わないか→構いません
といったことです。
作文の内容で、地域の歴史を残していく一例として「会を催して、老人に過去の体験を語ってもらい歴史を後世につなぐ。」としたのが、わかりにくかったようで、「ナラティブヒストリー」を残していくといったことをイメージしていたのですが、まだまだ伝わりづらいのだなあと思いました。
あとは、「PCが得意だ」と書いたのですが、なぜかVBAやマクロといったことができると勘違いされて、おどろきました。確かに、Word,Excel, Powerpointその他編集系ソフトが使えまっせということをアピールしていたけれど、これまでの経歴が編集系&事務なので、そうとらえる?と訝ってしまいました。顔に出てたかも。
どういう流れだったか図書館のイメージを聞かれたので、子どものころ図書室や地域間で返却が遅れたり、騒いだりで叱られた経験のある人は暗くて静かなぴりついた図書館のイメージを払拭できていないので、その辺を改善していく必要があるのでは、といったことを答えた気がします。
事前に準備したこととしては、
- 区の情報を調べる
簡単な歴史。生産年齢人口の比率など。意外と、マンションが増えて人口が増えている感じでした。 - 図書館の計画
どのような図書館をめざしているのか、最近の計画などについて調べました。
新しい大型間の建設が予定されていることがわかりました。指定管理業者に任せるようでした。 - 区内の館をできる限り見学
3、4か所回りました。配布しているチラシを集めたり、利用者の様子や配架資料を眺めました。 - 読書
久々の司書応募だったので、中断していたアントネッラ・アンニョリ 『知の広場――図書館と自由』みすず書房を読みました。少し前の本ですが、大枠では参考になります。どうして、スマホでわからないことを調べられるのに、わざわざ図書館に行くかね。といったあたり。
事前準備に関しては、正直はりきりすぎだったと思います。もう少し、軽い気持ちでよかったのではないかと。
少し前のことなので、記憶があいまいですが、参考になれば。